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ヒマなのに忙しぶる心理

前項、
「①ヒマなのに 忙しぶって 見栄を張り」
…この心理分析を少々。

①のような人は、
ヒマでかまってもらいたいんだが、
かまってもらいたい自分を見せるのがイヤだ
…という感覚を持っている。
<かまってもらう=劣位>という図式にはまるのが
恥ずかしい・かっこ悪いと思っているのである。
そこで優位性=プライドを守るための「忙しぶり」を見せて、
このような態度を取る。

【オレ? オレは別にヒマじゃないし、
かまってもらいたいわけでもないよ】

そしてさらに、次のような図式に
持っていきたがる。

【でも、まあ、少しなら、
キミのことをかまってやってもいいぜ】

「かまってもらいたい」くせに
「かまってあげる」へと逆転倒置してしまうのだ。
しかしこの人の内実は、「ヒマ」であり、
「かまってもらいたい」と感じていて、
「相手してもらいたい」と思っている。ところが
そう見られることがイヤだから、まったく逆の図式なんだと
相手に思わせようとするわけである。
ところが、「相手をかまってやっている」という
形にしておいて、実態は「自分がかまってもらっている」
…という図式だ。

こういうのはある種の対人関係における武装だが、
見える人には見えてしまうので、張り子の虎もいいところだろう。
つまらん虚勢を張るよりも、正直に自分を出していったほうが
なにかと得は多いという真理に気づいていない。

もちろん、自分は「かまってちゃんである」と自覚的に
開き直っている人もいる。それもそれでいいんだが、
開き直る前にやるべきことがあるような気もする。
かまってちゃん状態になるということは、
ヒマだったり、人間関係の構築がうまくいってなかったり
…というのが原因。
ならば、その原因を取り除く努力が先決じゃないのかと思う。
ヒマなら、仕事なり勉強なりをすべし。
また、人間関係は親子・兄弟・夫婦・職場・友人・恋人など、
いろいろあるが、どれかひとつでも構築がスムーズに
うまくいきさえすれば「かまってちゃん」に
陥るケースは少ないはずだ。
ただし、人間関係をうまく構築するためのマニュアルはない。
ケースバイケースなのでいろいろと試行錯誤していくしかない。
いろいろ試してみようという気概や意志のないやつは、
元からダメだ。

そいや、ヤフチャのユーザールームに、
「かまってちゃん集合ロビー」なる部屋があった。
なかなか割り切れてて、
笑える部屋のネーミングではある。
しかし、キミたち、まさかそのロビーに
ずっと居続ける気じゃあるまいな
…とも思わずにはいられなかった。

by kitix | 2005-12-07 02:00

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